教授のユーモア
2002年10月23日Differential amplifierの講義で生徒の笑いを取れる教授は一種の
人格者かも知れない。
教授の、「ところで、なんでこれがTelescopic OpAmpと呼ばれて
いるか分かる?」の問いに、「ゲインを倍増できるから」とか、
「ゲインとoutput swingが反比例するから」等と真面目な回答が
生徒の間から上がる。その一つ一つに頷きながら教授、
「いや、ただこうやってトランジスタが連なってる所が望遠鏡に
見えるからだよ。」
これでクラス一同笑いに包まれるが、教授のいつもと変わらぬ
笑顔からはこれがジョークだったのか窺い知れない。
変わって、高周波の教授は外見がNutty Professorにそっくりと
言う点以外はあまりユーモアを感じさせてくれない。講義も
黒板一面に数式を書き連ねながら聞き取りにくい声でブツブツと
話す為、内容以上にヘビーに感じられてしまう。その上、字が
やたらと汚いから、関数がどれも同じに見えたり、いきなりρやら
φやらが出てきて、「ああ、これはほにゃららね」とだけ言って
どんどん進んでしまう。でも、そういった問題以前に僕は内容を
理解するのに未だに苦しんでいる。とほほ。
講義の内容を理解できる様になれば、あのくぐもった声の裏に
隠されたユーモアを見つける事ができるのかも知れない。
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