NYCでの一場面

2002年9月7日
先週NYに行った時にこんなシーンがあった。

友人のアパートに着くと、引越して来たばかりの荷物が
部屋中に積まれてた。壁一面の大きな窓からは自由の女神が
見え、ベランダに出るとハドソン川からの風が涼しかった。
しばらく一緒に箱を開けたり、家具のレイアウトを
色々試したりしてるとドアベルが鳴った。開けると、
ソファベッドの配達で、友人が壁際の床を片付けると
配達の二人はソファベッドの組み立てに取り掛かった。
三十過ぎに見える黒人の親方とまだ十代であろう
ヒスパニックの少年が黙々と作業をしている間、僕たち
はベランダの手すりに寄りかかって話していた。

「この景色すごいなー。夕日も綺麗だろうな。」
「ああ、気に入ってるんだ。」
「アパートに家具は付いてたの?」
「いや、全部自分で買った。」
「ベッドや机やタンスも?」
「そうだよ、選ぶのに苦労したよ。」
「ふーん...すげーな。」

組み立てを終えた二人を友人は軽く労って$40の
チップを手渡した。その後はGran Tourismo3を遊びながら
将来の事などについて語り合った。彼はビジネススクール
に行く予定を最近考え直すようになったとの事。
彼の業界での昇進には必要な物の、二年間の収入を
マイナスにしてまで手に入れる程の価値があるか、疑問
だと言う。キャリアに付いて熱く語る彼を横目に、
僕はNSXを何度もコーナーでスピンアウトさせていた。

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